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October 07, 2004

ニッポンを斬る4 新幹線通行税は否か

 だいぶ前の話になるが、静岡県が、新幹線「のぞみ」に通行税を課するということが話題にのぼったことがあった。
http://ellington.gel.sfc.keio.ac.jp/nsly/mt/ns/000211.html
http://www.kojii.net/opinion/col021216.html
http://www.roy.hi-ho.ne.jp/i846/yasutaka/tokusyuu.htm
これについては、批判的な論調が多かったようだが、果たしてそうであろうか?
東海道新幹線は、騒音問題などから、東京-新横浜間などで速度制限が行われている。おそらく、この制限によって、東京-新横浜間は5分は余計に時間がかかっているだろう。それに対し、例えば、静岡県内はほとんど速度制限がなく、順調に運転がなされている。しかし、都会を走っても、田舎を走っても、騒音が出ること自体に変わりはなく、騒音があるから速度を落とせという主張を静岡県が行うことも可能なのである。荒い計算だが、静岡県内の新幹線距離を200kmとして、そこを時速200キロで走っていたものを150キロまで落とすと仮定すると、通過時間は1時間から1時間20分となる。すなわち、利用者は20分ぶんの経済損失を被ることとなる。平均的な給与単価を時給1500円とすると、一人当たりの経済損失コストは500円になる。そこで、静岡県は速度制限を行わず、騒音による被害は受忍する代わりに一人200円の通行税をとったとしても、経済損失コストは速度制限によるものより小さくてすみ、かつその経費で騒音対策等の対応も行うことができるということになる。
 いわば、環境税ともいえる性質のものであり、そういう税制度自体時代を先取りしている(先に進みすぎているという意味で「時代錯誤」かもしれないが)ものとも言えるのではないだろうか。

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