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October 08, 2004

ニッポンを斬る5 偏差値教育は悪か

 偏差値教育の追放が叫ばれて久しい。しかし、本当に「偏差値」が悪なのであろうか?偏差値は単に統計的に平均値からどの程度偏っているかを示しているに過ぎない。勿論その数値が高いということは上位に偏っていることになり、「成績が良い」と評価される。こうした偏差値が高いことを嫌うのであれば、集団の分布の偏りを無くせばよい。即ち、個性を廃し、すべての人が同じ結果を出せば、すべて平均値となり、偏差がなくなり、皆平等に偏差値50となる。
 言い換えれば、偏差値教育を悪だと主張するからには、このような教育をおこなわなければならないと主張しないと意味をなさない。
 しかし、実際は個性尊重だの長所を伸ばす教育などが主張され、分布の偏りを増大させる方向に働いている気がする。
 もう、おわかりになったであろう。「偏差値」に問題があるのではなく、その数値を構成している「指標」に問題があるのだということを。現在の教科教育偏重の成績評価が破綻をきたしているだけであって、偏差値自体は悪者ではないのである。偏差値教育追放を叫ぶ前に、評価指標をきちんと見直すべきではないのだろうか。

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