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December 06, 2004

ニッポンを斬る 11 自衛隊幹部の憲法改正案関与に思う

自衛隊の幹部が議員の依頼に基づいて有事の際の憲法上の問題点を指摘し、それがほぼ草案に採用されたことが問題になっている ようである。
問題とされているのは、憲法の公務員の憲法尊重義務だという。
私は、この点は全く問題にならないと思う。
なぜなら尊重義務は国会議員を含む広範な公務員に課せられて*おり、その国会議員に憲法改正の発議権を与えている**のだから、改正論議が憲法尊重義務に抵触しないのは明らかだからである。
強いて問題となるとすれば、有事における問題点の指摘を依頼されたのに、「憲法改正草案」なる資料を作成して、世間を騒がせたことが信用失墜行為にあたるとして、処分することだろうか。
いずれにせよ、この手の記事がリークされた陰には、「自衛隊けしからん。」とか、「制服組けしからん」という勢力が暗躍してそうである。
江戸の敵を長崎で討つような気がするのは、私だけであろうか。

*日本国憲法 第九十九条「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」

**日本国憲法 第九十六条「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
2  憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。」 --96条2項を見ると、憲法の改正は通常の条文改正の方式ではなく、米国憲法のように後から付け加えていく形式を想定しているような気がするなぁ。

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