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January 02, 2005

ニッポンを斬る13-大津波。天災を克服する「人智」に着目せよ

スマトラ島沖の地震による大津波は死者12万人超という大惨事になっているようだが、これに伴い、インド洋における津波監視・警報システムの未整備や各国政府が津波警報を出すのが遅れたといった問題も指摘されている。
よく、こうした現象のみを捉えて『人災だ』と騒ぐ馬鹿者もいるようだが、地震や津波は「天災」以外のなにものでもなく、小生はそうした論には与しない。ただ、中越地震の際に新幹線があれだけの被害を受けながら一人の死者も出さなかったように、「人智」があれば天災による被害をある程度食い止めることは可能なのである。
今回の被害地域は、そうした「人智」に欠けるところがあるから後進国なのであって、先進国は被害者救済のための支援と併せ、こうした「人智」に着目した支援を行う必要がある。
では「人智」に着目した支援とはどういうことなのだろうか。それは、こう考えれば簡単である。おそらく、今回の津波被害を契機としてインド洋の津波監視・警報システムを確立するということが6日からの首脳級会議で決定されるであろう。そして既に確立している太平洋のシステムを導入することは十分可能である。しかし、いくらシステムがあってもそれを適切に運用することができなければ、資源の無駄使いである。「人智」に着目した支援とは単にシステムを導入するだけでなく、それが適切に運用されるためのノウハウを支援し、併せて適切に運用されていることをきちんとフォローすることである。
今回の被害地域における指導的階層にある人々は、おそらく日本の同等の立場の人間以上に優秀な人間であり、運用のフォローまで支援側が口を挟むことには異論を唱えることは十分予測される。しかしながら、彼らに欠けているのは「公」の精神であり、この精神を彼らに持ってもらうことが期待できない以上、災害防止システムの運用のフォローこそ災害による被害を克服する「人智」の第一歩なのである。

しかし、津波のことを英語でも"tsunami"と言うとは初めて知った。逆にいうと国際的にあまり認知されていない災害概念なのかもしれない・・・・

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