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January 26, 2005

ニッポンを斬る17 NHK会長交代劇にみる「組織の多様性」の重要性

NHKの海老沢会長が辞任し、後任に橋本技師長が就任、副会長にも永井元アナウンサーが起用されるという人事が発表された。会長は初の技術畑出身、女性の副会長も初めてということのようだ。正副会長ともこれまでNHKの中では「主流」とされていた分野とは異なる立場の人たちである。
これまでも様々な組織が「危機」を迎えてきた。それを乗り切れた組織にはこうした「非主流」、「反主流」という立場の人たちの存在が大きいような気がする。組織の良さ、悪さというのは中にいる人たちが一番良く知っている。その中で「危機」を起こすのは組織の悪い面であり、こうした点は「主流派」が関与していることが多い。そうした悪い点を苦々しく思っていたあるいは関与していなかったグループによって、「改革」がなされていくのである。それが時に逆方向にぶれると今度は主従転倒するということにもなる。いずれにせよ、そうした多様性、異質性というものが組織を活力あるものにする原動力となるのではないかと思う。今回のNHKのケースもまさにその状況なのであろう。
ただ、こうした組織の多様性というものは、いざと言うときに一枚岩になれる「象徴」が必要なのであって、それなくしては単なるバラバラな集団の連合体に過ぎない。この「象徴」の代表例は第二次世界大戦の時のアメリカの”Remember Pearl Harbor!”だろうし、9.11の時もややそれに近い状況だったと思われる。NHKにおいての「象徴」は「視聴者本位」ということではないかと思うので、この見地から、新たな体制の下でしっかりと改革が進められることを期待したい。
視点は違うのだが、香田証生さんを偲ぶHPにも「異質性という金脈」という一文があった。その中で、日本という国は異質性を排除する国だという表現があったが、必ずしもそうではないと思う。「異質性」と「無謀」とは次元の違う問題だからである。

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