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January 28, 2005

外国籍公務員に関する最高裁判決に思う

 最高裁が、外国籍を有する地方公務員に対し、管理職昇任試験の受験資格がないとする都の判断を是認する判決を出した。この判決自体は妥当なものであり、最高裁が弁論を行った時点で二審判決の見直しが確定的といわれていたことからも、「予想された」判決といえよう。
 そもそも、一国の政府が地方政府も含めて外国人に統治されるということを想定していないことは誰が考えても常識である(そうでない場合は、「植民地」と呼ばれる。)。敗戦後連合軍に占領されたわが国でさえも、直接統治ではなく間接統治の形態がとられたくらいだ。
 しかしながら、「公務員」の形態は多種多様であり、必ずしも統治行為に関わらない職員も多数存在する。そういう意味で広く人材を集めるという観点から公務員に外国人を任用しても差し支えないのではないかということも一理ある。
 問題は、その線引きである。ここが曖昧だからこそ争いの生じる余地があるのであり、この点をしっかりルール化する必要があるのではないか。具体的には、大学等の教員、試験研究機関の研究員、医療機関の職員、公営企業の職員などは外国人であっても問題はなかろう。今回の原告も保健所の保健婦ということでその職務自体は専門性が前提となっているので、そうした職につくこと自体が問題とされているわけではないことに留意する必要があろう。
ただ、判決後の原告のコメントはいただけない。あれでは多少同情的な人も引いてしまう。
こうなったら、白議員のように、朝鮮民族としての誇りを有しつつも日本国籍をとって様々な民族が日本国民として暮らせる社会づくりを目指して頑張ってもらいたいと思う。

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Tracked on January 28, 2005 at 02:46 PM

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