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August 24, 2005

「日本大使館の犯罪」を読む

「日本大使館の犯罪」という本を読んだ。
機密費流用事件などの外務省の問題点を抉り出したレポートとの期待は見事に裏切られた。

冒頭ペルーの日本大使館占拠事件が取り上げられている。しかし、ここでの著者の視点は、「天皇誕生日を大使館が祝うのはけしからん」というものである。
国際慣行で元首の誕生日を祝うことは肯定しつつも、憲法上元首とは言えないということのようである。
その一方で天皇訪問時に直訴しようとした人の取材に関しては、一貫して元首として扱っているというご都合主義。

さらに、読み進むと自分が国外退去になったのに、大使館は何もしてくれなかったという恨みつらみが延々と書かれており、これを「犯罪」と言われた大使館にむしろ同情してしまった。
また、昭和天皇の御不例の際、乾杯は自粛しようとした主催者に反発し、会を白けさせた空気の読めない牧師のエピソードや賄賂が横行するかの国の公務員事情などがちりばめられており、表題とは別に面白い読み物ではあった。
小生は古本市で210円で買ったがブックオフなどの百円コーナーにあったらお勧めしたい本である。

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