総選挙 民主党の敗因を探る
総選挙で民主党が大敗し、岡田代表が辞意を表明した。別に民主党の支持者という訳ではないが、「負け」の反省をするのが日課のようになっているので、民主党の敗因をいくつか探ってみると、まず自民党が「郵政民営化の是非」を正面に据えて選挙戦を進めたことに対し、真っ向から勝負を挑まず「マニフェスト」主体の選挙戦をやろうとしたことが選挙民に受入られなかったことが揚げられる。むしろ、郵政を全面に押し立てて対立構造を煽った方が戦術としては分かり易かったのではないだろうか。「民営化反対」では勝負しにくかったろうから、例えば「米国の言いなり改革」といったプロパガンダが必要ではなかったか。
さらに、反対派無所属や他政党との連携が不十分だったことがあげられる。自・公両党は上手く選挙協力を行って議席を確保していったのに対し、票が割れる結果になって死に票が増えてしまったケースが多かった気がする。
もともと、小選挙区の候補でも確固たる地盤がある人よりも浮動票を獲得するタイプが多かったような気がするのでやはり票が自分の方に流れるような「ムード作り」に欠けたという点も重要だろう。
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