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February 16, 2006

談合は経済学的に必要?

ノーベル賞を受けた経済学の理論に「ゲーム理論」というのがある。
その例題にこういうものがあった。(以下、デービス著ゲームの理論入門から一部改変して引用)
二つの企業が競争関係にある製品をテレビ広告するために、午前、夜間のいずれかの時間を選択できる。テレビの視聴者の四割は午前に、六割は夜間に視聴し、両者に重複はない。もし、二つの会社が同じ時間帯に広告すると視聴者の各三割に売れる。単独で広告すると視聴者の五割に
売れる。二社はいつ広告するか決定する前に話し合うべきか?

この場合二つの会社が共に夜間に広告をすると六割の三割すなわち18%ずつの視聴者に売れ、ともに午前中に広告すれば、同様に12%ずつ売れる。
ところが両者が話し合って午前と夜間に分ければ午前の場合は20%、夜間の場合は30%の視聴者に売れ、業界全体として最大利益が得られる。従って事前の話し合い即ち談合が不可欠ということになる。
従って談合行為は最大利潤の追求という経済原則がある限り不可避ということになり、対策として談合そのものの根絶よりも、経済的利得の減少に向けた方が得策ということになる。
即ち予定価格の引き下げが効果的な防止策となる訳である。

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Comments

喩えがおかしいですね。
「二社はいつ広告するか決定する前に話し合うべきか?」を行ったとしても、広告に関する費用が増減しないのでは?
相手と直接ぶつからないようにするのは、ビジネスの点からはありえる選択肢です。

談合の一番のデメリットは、競争原理が働かない事により、発注元に対して過大な請求が行く事です。

Posted by: OK | February 17, 2006 at 12:05 PM

OKさん。コメントありがとうございます。

>相手と直接ぶつからないようにするのは、ビジネスの点からはありえる選択肢

確かにその通りですが、この理論では、事前の調整なしにそうした選択肢を取るのは両者の勝ち負けが明確になる場合に限定されるようで、「対等な競走関係」にある場合は双方とも夜間にぶつける行動をとってしまうのだそうです。

Posted by: もくに | February 18, 2006 at 04:33 PM

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