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April 27, 2006

「朝鮮史」を読む

パリ大学イ・オク(李玉)教授の書かれた「朝鮮史」という本を読んだ。
原著は1969年に出されたものであり、日本統治下以降の現代史の記述が少ないのが気になるが朝鮮の歴史を通暁できる好著であるといえる。

なかでも興味深かったのは、高麗時代に元の侵略を受け、その属国となったが、フビライ汗が引き続き朝鮮服を着るよう指導したにもかかわらず、蒙古服を着用するものが後をたたずまた、名前も蒙古名に変える者が続出したと言う。
あまりのことに、フビライ汗自身高麗王に対し、「なぜ、なんじは自国の習俗を捨てるのか」とたずねたという。
余談だが焼肉の習慣もこの頃から広まったらしい。
そういう経緯があるくらいだから、日本統治時の「創氏改名」にも抵抗感が少なかったであろうことは容易に推察できる。

なお、同書には日本海、竹島の記述はないが、地図の中では「日本海」と記述され、また日韓共同規制水域の日本側に竹島を位置づけていることは注目される。

良識ある韓国系学者の著作だけに価値はある。

ところで本ブログでも取り上げた韓国国立現代美術館の「日本海」表記のある作品だが、なんと撤去された そうだ。自分の主張に都合の悪いものは隠すというのは常套手段であり、それ自体は悪いものではないが、自分は隠しておいて、人には強要する姿勢は大人の態度とはいえない気がする。

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Tracked on April 27, 2006 at 03:10 PM

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