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May 11, 2006

賭博経済学入門(3)-キルトクール社員の投票行動の分析(Ⅱ)

ここでは、前稿 で述べたように、「キルトクール指名の結果如何によってその後の投票行動に変容があるかどうか」検証してみることとしたい。
ここでも前回と同様、阪神大賞典と天皇賞・春のデータを用いることとする。
阪神大賞典に出走した9頭のうち、7頭が天皇賞・春に出走したことから、この7頭に投票したキルトクール社員の行動変容を検討することとした。阪神大賞典における7頭の
阪神1 着(1人気) ディープインパクト 0票(8位)
2着(5人気) トウカイトリック  5票(4位)
3着(2人気) デルタブルース  5票(4位)
4着(8人気) ハイフレンドトライ1票(7位)
5着(6人気) ファストタテヤマ 6票(3位)
6着(4人気)アイポッパー   8票(2位)
7着(7人気)チャクラ      4票(6位)
これら7頭に投票した29名中26名が天皇賞・春にも投票を行い、その結果は以下のようになっていた。( )は阪神大賞典不出走馬。
トウカイトリック4票→ファストタテヤマ1、(リンカーン2、ビッグゴールド1)
デルタブルース5票→デルタブルース1、ディープインパクト1、(ローゼンクロイツ・ビッグゴールド・アドマイヤモナーク各1)
ハイフレンドトライ1票→(マッキーマックス1)
ファストタテヤマ5票→ディープインパクト1、アイポッパー1、(リンカーン・トウカイカムカム・マッキーマックス各1)
アイポッパー7票→アイポッパー1、デルタブルース2、トウカイトリック1、(リンカーン2、シルクフェイマス1)
チャクラ4票→チャクラ2、(リンカーン2)
26票中投票行動に変化がなかったのは4票に過ぎず、いずれも天皇賞ではキルトクール成功であった。変化した22票中6票が他の阪神大賞典出走馬に、16票が不出走馬に投じられ、結果ドンガバチョとなったのが6票(出走馬2票、不出走馬4票)であった。
このことから、「投票行動が変化しないことによってドンガバチョが防止できる」という仮説が考えられ、この仮説について検討する。
天皇賞・春の投票結果を投票行動の変化の有無、ドンガバチョの有無で2×2の分割表に整理すると
        投票変化無 投票変化有
ドンガバチョ有   0     6    6
ドンガバチョ無   4    16   20
           4    22
であり、ここからカイ2乗値を計算すると、χ2=0.298となる。従って、この仮説は棄却できないということになる。今後とも、もう少し分析を継続することが必要なようだ。

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