« 加油!牛精福星 安田記念回顧 | Main | 村上&堀江 オリックス宮内氏に非はないのか? »

June 05, 2006

秋田児童殺害事件と善悪二元説

秋田の児童殺害事件は、被害児の近所に住む人間が逮捕されるという結果になった。
しかも、自分の子供を似たような状況で亡くしていて、何度もマスコミに登場した人物であった。

この事件で善悪二元説というものを考えさせられた。この理論を最も体系的に整理したのがマニ教であろうが、その創始者マニは、自らブッダ、ゾロアスター、イエスの後継者であると宣言し、それぞれがその一部しかもたらさなかった預言を体系化したという。
そこではたがいに対等な二つの原理「善」と「悪」、「光明」と「暗黒」、神と物質が絶対的な二元併存として設定されている。
しかしながら、これは決して二神教ではなく、神の対立概念としての悪の存在を認めているにすぎないという。
このことについてのわかり易い説明として、医者が「健康」に対して「病気」があるからと言って二つの健康があるとは言わないのと同じだと言っている。
そして、悪の世界を支配する「暗黒の君」が、善の世界である「光明の楽園」を征服しようとの野望を抱き、攻撃を仕掛けたことから世の乱れが始まる。
人は、本来「善」に属しているはずなのだが、「悪」の影響を色濃く有してしまったことから、善に至るために厳しい戒律をまもらなければならない。というのが宗義のようである。

このことから、今回の事件を考えてみると容疑者が「悪」の性質を色濃く残す存在であるとすると、その行為自体は悪ではない(なぜなら悪には悪という認識がないから)から、インタビューで「自分は悪い事はしていない。」と主張したのは理解できる。
一方、事実関係を認識することはできる訳だから死体遺棄については認めたのだろう。

最終的にどうなるかはわからないがまだまだ紆余曲折がありそうな気がする。

改めて亡くなった児童のご冥福を祈りたい。

P.S.
容疑者が被害児童の「首を絞めた」ことを認めたようである。この仮説に立脚すると「殺した」ということではなく、個別の事実を確認していくしか術はない。

|

« 加油!牛精福星 安田記念回顧 | Main | 村上&堀江 オリックス宮内氏に非はないのか? »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/53815/10398152

Listed below are links to weblogs that reference 秋田児童殺害事件と善悪二元説:

« 加油!牛精福星 安田記念回顧 | Main | 村上&堀江 オリックス宮内氏に非はないのか? »