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September 20, 2006

「競馬法」を読む(1)

さきに、競馬法改正の精神について述べたが、そうは言っても競馬法について十分吟味した訳ではないので、この機会にこの法律についてみてみることとした。ちと長いので何回かわけて・・・

競馬場(第二条) 中央競馬の競馬場は、十二箇所以内において農林水産省令で定める。なんと、法律で競馬場の数が決められていたのだ。具体的には、省令(施行規則1条)で札幌、函館、福島、新潟、中山、東京、中京、京都、阪神、小倉の10箇所が指定されており、理論上はあと2箇所追加できることになる。

競馬の開催(第三条)中央競馬は、次に掲げる事項につき農林水産省令で定める範囲を超え、又は農林水産省令で定める日取りに反して、開催してはならない。①年間開催回数、②一競馬場当たりの年間開催回数、③一回の開催日数、④一日の競走回数具体的には、省令(施行規則2条)で、年間36回、1場あたり5回、1回8日、1日12レースが上限となっている。(若干の例外規定あり)~これが「定める範囲」
また、「定める日取り」としては、同じく施行規則2条2項に「日曜日、土曜日、休日、一月五日から同月七日までの日のいずれかの日」とされており、例外は天変地異などの時に、これらの日に競馬が実施できなかった場合、月・火・金に代替競馬ができるだけとされている。

競馬の実施に関する事務の委託(第三条の二) 日本中央競馬会は、政令で定めるところにより、競馬の実施に関する事務を都道府県、市町村又は私人に委託することができる。これが、「相互乗り入れ」の規定というやつで、具体的には①勝馬投票券の発売、払戻金・返還金の交付。②競馬場内及び場外設備内の取締り。③入場料の徴収 が競馬法施行令3条に規定されている

入場料(第四条)日本中央競馬会は、競馬を開催するときは、入場者から農林水産省令 で定める額以上の入場料を徴収しなければならない。これは、言うまでもなく入場料の規定であるが、例外がある。まず、競馬法第二十九条各号に規定する者といって、JRAの職員や調教師、騎手といったそもそも馬券の購入ができない関係者。それ以外に「農林水産省令で定めるもの」というのが面白く、施行規則4条には国会議員、中央競馬の馬主が規定されている。
さらに競馬に関し学識経験を有する者、中央競馬に関係する報道関係者等(競馬会の規約で定めるものに限られている)も対象であり、指定席プレゼントとか来賓などは「等」で読むんだろう。
また、農林水産省令で定める額は「百円」とされている。
馬主はともかく、国会議員も対象とは知らなんだ。国の特殊法人だけに、「国政調査権」があるということだろうか。
われらがキルトクール株式会社も「競馬に関し学識経験を有する者」にならないだろうか・・・
(続く)

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