雲國齊世録(44)
年金記録漏れ問題
年金記録漏れ問題は、何件あるというしょうもないことばかり話題になっているが、きちんと個人照合することと、再発防止策を講じることが重要ではないだろうか。
再発防止のためには、一人一人に生涯通用する基礎年金番号を割り振ってあるんだから、この番号を各人が常に認識するようなシステムを構築するに限る。なんのことはない、国民総背番号制だ。これに反対していた政党が、記録漏れを追及する資格があるのだろうか?
フサイチ氏、参院選出馬へ
「フサイチ」の冠名で知られる関口房朗氏が国民新党から参院選比例区に出馬することになったそうだ。とはいっても、以前も出馬して落選しているそうだから、政治への野心はなかったわけではないようだ。かつての英国首相チャーチルは「ダービー馬のオーナーになるのは一国の宰相となるより難しい」と言ったそうだが、既にダービー馬のオーナーであるフサイチ氏が政界でどのような活躍をみせるか興味のあるところである。まぁ当選するかどうか良くわからんのであるが、その暁には農林委員会に所属するんだろうか?
ニッポンは「人材不足」
現在のわが国は、深刻な「人材不足」だという。「人はいるんだが、人材がいない」という状態なんだそうだ。企業でも採りたい人がいないと悩んでいる所が多いらしい。しかし、良く考えてみれば、企業は昔から時間と手間をかけて「人」を「人材」に育て上げていったのではなかったか、そういう余裕がなくなったということかもしれないが、人材養成の原点に返った対応が必要なのかもしれない。
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