雲國齊世録(49)
慰安婦米議会決議
慰安婦問題について、米下院が日本を非難する決議案を出し可決されたそうだ。決議自体は、法的な拘束力はないそうだが、気分が悪いという感じのものだろう。決議が採択されないようなロビー活動が不十分だったと言わざるをえないのではないだろうか。米国はこうした活動の多寡によって政策が左右されると言っても過言ではないという。要は「根回し不足」だ。
光市母子殺人事件
差し戻し審の状況が詳しく報道されているが、弁護側は「ドラえもん」まで持ち出して、「殺意がなかった」ということを立証しようとしているようだ。報道を見る限りにおいて、弁護側の主張は無理があるような印象を受ける。弁護側の多くが「死刑廃止論者」だそうだが、そうだとするならば、矯正可能性のない凶悪犯罪者であっても死刑にすべきではないという論で弁論を行った方が正義なのではないだろうか? 結局のところ、殺意のなさで死刑を逃れるという方法は詭弁でしかないような気がする。怒りを押し殺して、冷静に事態を見つめている被害者のご家族が気の毒でならない。
大阪市「学歴詐称」で大量処分
大阪市の職員が、大卒なのに、高卒と偽って採用され、停職処分を受けたそうだ。その数900人あまりだという。給食やゴミ収集などの現業職が多いそうだが、そもそもこうした職をどのような採用試験で採っていたのだろうか? ペーパーテストだったら、大卒の方が点数が高くなるのは当たり前のような気がする。学歴詐称といえば、どっかの区会議員も「三等書記官」を「一等書記官」と言ってこちらは公職選挙法違反の疑いがもたれているそうだ。ただ、大使館の場合、辞令上は三等でも名刺では二等と一つ上を称することはあるそうだ。
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