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August 05, 2007

雲國齊世録(55)

内閣改造早まる
安部内閣の改造が当初予定よりも早まり、8月27日発足ということになったようだ。いわば「プチ・スキャンダル」にまみれた内閣という印象ではあったが、要は「身体検査」が不十分であったということなんだろう。総理は「派閥推薦は受けない」ということのようだが、派閥推薦のメリットの一つはこうした身体検査がきちんとされているということもあるのではないだろうか。流石に政治資金報告書に関してはきちんとやるだろうから、これからは「下ネタ」が話題になるのかもしれない。

「二大政党」はわが国に馴染むか
参議院で民主党が第1党となり、本格的な二大政党時代の到来ということになる。しかしこうした二大政党というか「白か黒か」はっきりさせる政治というものが日本人に馴染むのだろうか?こういう視点で二大政党制が確立している先進諸国をみてみると、そうした国でもどうやら「白か黒か」というようなシリアスな二分法ではなさそうな印象を受ける。せいぜい「灰色か鼠色か」という感じかもしれない。まぁわが国でも社保庁解体問題を例にあげれば、「解体」という意味では与党案も民主案も一致しており、その手法に相違があるということだし、自民党の派閥争いが二大政党の形に変化していったと考えればうまくいくのかもしれない。要は今後の民主党の戦術次第と言えよう。

新興企業の諸問題
ライブドアの粉飾決算、村上ファンドの問題、コムスンの介護不正請求といろいろあったが、さらに人材派遣のフルキャストが業務停止となった。こうした新興企業が問題を起こすたびに、「コンプライアンスの欠如」が話題となるが、その実はもっと根の深いところにあるのではないだろうか。それはわが国全体を覆っている「教養の欠如」である。教養というのは、「絶対に行ってはならないこと」の垣根をきちんと設けることに他ならないものであり、こうした垣根を設けてしまえば、その垣根の中であれば何をやってもよいということになり、それが「自由」ということなんだろう。この「垣根」が曖昧だからこそ、「やってはいけないこと」が「自由」の名の下に行われてしまったり、逆に自由であるべきことが、規制されてしまったりするのではないだろうか。
「教養の欠如」を叫ぶ人は多いのではないかというご批判もあろう。しかし、そうした人の多くは、荒波とはかけ離れた安全なところから叫んでいるのであって、自ら荒波に向かっていこうとはしないのである。

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