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December 19, 2007

病気の話題 雲國齊世録(76)

薬害肝炎訴訟
薬害肝炎訴訟の和解案が出された。原告側にとってはやや厳しい内容ということなんだろうが、そもそも東京地裁の判決で国の責任が限定的に解釈された以上、責任の所在が限定的になってしまうのは止むを得ない。それを「総理の政治決断を」と叫ぶのは、政治的パフォーマンスでなければ、責任問題を棚上げして何とかしてくれという主張のはずである。しかしながら、「責任問題の棚上げ」は許さないと主張しているようだ。
国の過失は判決通り限定的にして、こうした被害を発生させた事実について「お詫び」をするという形で解決する方法が一番現実的かもしれない。

混合診療解禁
混合診療の解禁問題に関して、従来通り、「緩やかな解禁」でいく方針が決まったらしい。実は現行の制度でもかなり混合診療は認められているし、これ以上声を大にして叫ぶということは、要は「混合診療解禁」を「医療費抑制の隠れ蓑」にしようというどこぞの魂胆がありありである。今回の問題は、承認されていないがんの治療法を併用する場合それ以外の治療に保険を適用してほしいということで、がんの患者さんも「医療費抑制」を希望してはいないはずである。

社会の病巣
このところ銃を使用した犯罪が連発したり、「倫理法」に基づいて襟を正すべき官僚組織のトップが逮捕されたり、いろいろなことが起きている。まさに、社会が「病んでいる」ということなんだろうか。なんか世の中全体がギスギスしてきた感じだし、一方で、基本的なことがいい加減に行われている印象もある。こういう世相だとファシズムが台頭しそうな雰囲気だ。幸い、軍が「おバカ」だからいいようなものだが・・・。

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Comments

政府の解決案は予想通りのものだった。原告は不服として和解協議を拒否するようだが、判決になれば国の過失が無いとされた人は救済されなくなる。今回の案は曲がりなりにも全員救済への道筋をつけるものだけに、受け入れるべきではなかったか。
要は、弁護団の読み違いだろう。

Posted by: もくに | December 21, 2007 at 07:51 AM

司法も行政も言わば「八方塞がり」の中で、議員立法で全員一律救済に向けた対応をするという方向になった、解決策としてはこれしかないのだろう。

Posted by: もくに | December 25, 2007 at 08:07 AM

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