雲國齊世録(84)
芥川賞、直木賞選考を斬る
第138回芥川賞は川上未映子さん(31)、直木賞は桜庭一樹さん(36)という女性2人が決まった。
二つの賞とも同じような議論が交わされたあげく正反対の結論になったのが面白い。
芥川賞では、中国人作家楊逸さんの作品について議論があり、「良い材料をもっているし文章はいずれ上手になる。次を書いてほしい」ということで見送りになったそうだ。
一方、直木賞は受賞作の近親相姦をモチーフにしたその反社会性が問題(それを言うなら源氏物語はということになるかもしれないが)になったが、「あえてこの作品を受賞作として世に問うてみたい」という理由で受賞となった。
芥川賞は既に1作候補者がいた中で2作にするかどうか、直木賞は「該当者なし」との葛藤というなんとなく御都合主義という印象を受けたのは小生だけだろうか?
いずれにせよ、どちらの作品も読みたいという気が起きない。なぜなら、「つまらなそうだから」である。
NHKインサイダー疑惑
NHKの職員がインサイダー取引の疑いがかけられているそうだ。ただでさえ、いろいろ不祥事を抱えているなかでさらに問題を重ねてしまい関係者も頭が痛いところだろう。マスコミ関係者の株取引は自粛するという方向になるんだろう。株は所詮博打なんだから、勝ち負けが事前に分かるような形でやってはならない。
猥褻学長続々
東京福祉大学の総長が猥褻容疑で逮捕されたそうだ。以前も別の大学の総長が捕まったかと思うが、どうもオーナー総長でワンマンだったようだ。何でも自分のものであると思い込んでいん¥たんだろう。こういう発想の人が「教育者」を気取っているようでは教育の質も怪しいもんだ。
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