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May 25, 2009

「国家なる幻影」を読む(1)

これはどうも著者による政治への「遺書」のようだ。そこが、「反回想」と題された理由の一つにも思える。
冒頭、流行作家だった著者が政治に関わるきっかけとしてのベトナム戦争のクリスマス休戦の取材譚が書かれている。そこで彼が遭遇した知的ですばらしくかつ現状に諦念しているベトナムの知識人の姿が当時の日本の姿とダブってみえたことと、三島由紀夫に政界入りを勧められた件が直接の政界入りのきっかけだったと書かれている。
 さらに、有能な参謀を得て、マスメディアを活用した戦術が上手くいったことや地方の政治家に諭され、握手することの効用を学んだことなども書かれている。さらに、最長期間総理を務めた政治家が右翼の政治家を支持し、彼の葬儀の際に当時の総理が殴打された遠因についても言及されている。
 流石に小説家だけあって、大部の作品をぐいぐいと読ませる筆力は流石に思う。(続く)

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