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December 16, 2009

JRA 2010年への課題

今年の中央競馬も残すところ2週となった。鬼が笑うのを承知でJRAの来年への課題ということをいくつか述べてみたい。

1 売り上げ減少にどう対応するか
 かつての4兆円産業は夢のまた夢、今年は2兆5千億を下回りそうな感じだという。
売り上げのうち1兆8千億円近くは配当に回るんだろうから、7千億で賞金やら運営費やら納付金やら一切を捻出しないといけないということになる。来年から冬季期間も「前日発売」と「夜間発売」を行うということだが、焼け石に水だろう。天下り財団やファミリー企業に大盤振る舞いしているといわれる出費の切り詰めも必要になるだろうし、下級戦の賞金引き下げも現実的なものになってくだろう。下級戦は年間2000レースくらいあるだろうから、1レース20万円減らしても4億円になる。
ただ、出費を減らすだけではジリ貧に終わる。売り上げをあけていくためには、スターホースの存在が極めて重要になるだろうし、ファンの高齢化に対応したきめ細かな施策も必要になってくるだろう。

2 スターホース不在への懸念
 ディープインパクトやオグリキャップの再来とまでいかなくとも、スターホースの存在は、競馬にとって大きい。最強牝馬ウォッカは来年のドバイで引退ということで、国内壮行レースを行う可能性は少ないと思われる。本来軸にならねばいけない4歳世代もダート馬はさておき「弱い世代」と言われてしまっている。幸い2010年はディープ産駒が登場する。これらが人気を引っ張ってくれれば面白いかもしれない。
新馬戦で検討が必要と思うのは、その開始時期である。ダービー終了翌週から始めることにしたらどうだろうか。たとえば2回東京をダービーまでの12日間とし、翌週から3回東京として6日開催し、福島を2日減らす。そうすれば、ファンの多い府中で新馬戦が行われ、従来以上に盛り上がるのではないだろうか。

3 地方との交流をどうしていくか
 中央以上に悲惨な状態なのは公営競馬である。今後数年で撤退が相次ぐのではないかとさえ言われている。代わり映えのしないメンバーで凡戦を繰り広げていたら、いつまでたっても状況は改善しない。さらに、「交流GⅠ」と呼ばれる売り物のレースでさえ、「3強2弱8番外地」という体たらく。競馬法改正以後、販売面での交流促進も可能になったんだから、もっと共同販売などしてもいいように思う。
一方で、経営改善計画で「JRAとの協調」などしゃあしゃあと書く地方側の神経も驚く。以前石原都知事が言っていた地下鉄の自販機で馬券が買えるシステムなど、真剣に考えてもいいかもしれない。

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