May 01, 2008

「休みたいなら辞めろ」発言? 雲國齊世録(99)

発言は捏造?
日本電産の永守重信社長が、「休みたいなら辞めろ」と発言したとされる問題について、ネット上でも波紋が広がっているそうだ。しかし、肝心のご本人が「そうした発言はしていない」と発言自体を否定しており、会社のHPにもその旨記載されている。記事の出元は、朝日新聞のようで、当事者の主張が正しいとすると発言そのものが「捏造」だったということにはならないか。ただ、会社も弁明するだけでなく、実際にワークライフバランスや社員の福利厚生にこんなに力を注いでいるという事実もきちんとPRしとかないと、「発言は否定したけど、やっぱり体質はそうなんだ」ってことになりはしないか。

そうは言っても有休は権利
しかし、実際にそのような発言をしていなくとも、休みが取りにくい環境の会社はいくらでもある訳で、そういう労働者の権利を損ねるような態度を当然とするような社風には問題があるだろう。要は、ホワイトカラーの生産性を労働時間でしか測らないから問題があるのであって、別の視点からきちんとした評価をすれば、むしろ長時間だらだら働くだけで成果を出さない奴は「無能」ってことになる。当然ながら、有休は権利であり、使用者には「時期変更権」はあるものの、有休自体を止めることはできない。

「無いところから議論噴出」も面白い
しかし、当の本人が発言を否定している中で、その件に関して本人を非難したり、逆に擁護したりといった議論が噴出するのも面白い。ネットで十分検索できるんだから、そうした趣旨を十分みた上で意見を表明する方が良いと思うが、如何なもんだろうか。特に「識者」と呼ばれる方々には、そうした慎重な対応を望みたい。

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April 30, 2008

敢えて民主党批判 雲國齊世録(98)

ねじれ国会 どう舵を取るか
山口の補選で民主党が勝利したことから、残された国会会期における民主党の対応が注目されている。政局が流動している中、「政局屋」小沢党首がどう出るか、なかなか読み辛い。ここでは、敢えて、民主党批判を展開してみたい。

日銀総裁人事をめぐる??
日銀総裁人事に関して、小沢党首は「財務省の天下りはいけない」ということで、財務省OBの任用に一貫して反対した。山口の民主党候補が財務省出身というのも皮肉ではあるが、それはさておき、反対の方法論にちと疑問がある。
人事案が提示されてから、候補者の所信をきちんと国会として聞いているのである。「財務省は一貫して財政・金融の一体論であり、党の方針と異なる。候補者の所信を聞いてもその懸念は払拭されなかった。」とでも説明すれば(現に、大蔵OBの民主党議員はその旨発言している)所信を聞いた上での判断ということになるだろう。「財務省の天下り」ということは、資料を見さえすれば、別に所信を聞かなくたってわかる事実なんだから、そんな説明では、候補者の所信を「理解できなかった」という判断をされても反論はできまい。党首が、教条主義しか主張しない組合上がりの議員のようなことを言っているのでは、宰相の器とは言えない。

党首は公共事業派ではなかったの?
ガソリン税暫定分の廃止は民主党として主張しているようだが、小沢党首は元々公共事業の関係で仕事をしていたのではなかったんだろうか?しかし、今の主張は、ガソリン税を下げるだけで、他は特に何もしないというイメージである。「道路に毎年6兆円も支出するのに、画期的な成果であるiPS細胞の研究プロジェクトは30億円であるのはおかしい。」という主張があったが、とにかく、わが国は公共事業にカネを使いすぎている。その分を医療・年金といった公共福祉のために投じていくことが必要ではないだろうか。そういう主張をしない背景に党首が元々公共事業派だったからという疑念が出てもおかしくはない。
民主党が、政権を取りに行くとするならば、例えば、日本を「公共事業国家」から「公共福祉国家」に変えていくというようなビジョンを明確に打ち出していくことが必要だろう。単に「ガソリン値下げ隊」では万年野党だろう。

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April 25, 2008

光市母子殺人事件 雲國齊世録(97)

判決は妥当
光市母子殺人事件で、当時未成年だった被告に死刑判決が出された。最高裁の判断をベースにした判決だろうし、被告側の主張が常識的に考えて無理があるというのが一般の国民感情だろう。また、公開された友人あての手紙でも、あまり反省していない印象を受け、そうなると娑婆に出たら再犯の可能性だって高いかもしれない。現行の体制で、娑婆に出さない方策は死刑しかない訳だからそういう意味でも妥当な判決だと言えるだろう。

死刑とは
そこで、死刑廃止論者が主張する「死刑は残酷」ということだが、確かにそうかもしれないが、それ以上に「殺人」の方が残酷であるということを忘れちゃいやしないか。ただ、死刑というのは、自分の犯した罪を自らの命を持って償うということであるから、今日執行されるのかという恐怖を味わってこそ、自らの犯行の被害者が感じたであろう恐怖心を共感できるだろうし、その共感が「償い」の気持ちを昇華させるのではないだろうか。逆に言うと、償う気持ちのないまま執行してしまうのは問題かもしれない。これ関連して、青学の美人准教授のブログが「祭り状態」になっているそうだ。アカデミアにある人々は理性的な書き込みが必要だろう。

「被害者・加害者を生まない社会」論に共感
被害者の遺族が会見で述べていた、被害者、加害者を生まない社会こそ本来求められることは言うまでもない。しかし、遺族が感情を押し殺し、冷静に語る姿を見ると言葉もないのが率直な感想である。ご本人に対しても心無い中傷が相当あったと聞いているし、犯罪に巻き込まれたためにめちゃめちゃになってしまった人生は取り返しがつかない。こういう方こそ矯正にまつわる業務についてもらった方がいいのかもしれない。

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April 24, 2008

「Tibet Free!」 雲國齊世録(96)

どうも腑に落ちない聖火抗議行動
北京五輪の聖火リレーに世界各地から抗議活動とそれに反対する中国系の支援活動が活発化している。日本でも、長野で行われる行事のスタート地点が変更され、セレモニーも関係者のみという寂しいものになるそうだ。抗議の原因はチベット問題であるのは明らかであるが、ダライラマが亡命して40年以上立つのに、今になってこんな活動が盛んになるというのがどうも腑に落ちない。本来の亡命チベット人とは縁もゆかりもなさそうな輩がわんさと抗議活動に加わっているからだ。要は、今回の抗議活動に加わることで、世間から注目されるので「金になる」からやっているんじゃないだろうか。

暴力的な行為と教義
今回、聖火のトーチを無理やり奪おうとしたり、商店に強奪に入ったり、かなり暴力的な抗議活動がみられる。しかし、こうした暴力的な活動は、ダライラマ自身、諌めているのではないだろうか。教義に反する活動自体教義と無縁な人たちの行動の何よりの証左だ。

中国発らしいネット妨害
一方、チベット独立運動を擁護するHPなどに中国発とみられる妨害活動も頻発しているようだ。それもまた情けない限りだと思う。そろそろ、金儲けとかいろいろな思惑にチベットを巻き込むのはやめたらということじゃないだろうか。今必要なことは、「Tibet Free!」である。

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April 08, 2008

「雲國」でググってみた 雲國齊世録(95)

「雲國」でググってみたところ、検索結果 約 45,400 件とでた。当ブログ関係がかなり多いものと推察されるものの、いろいろ面白いものも出てきたので紹介してみたい。

まずは、千葉県関宿町にある、雲國寺というお寺。浄土真宗大谷派の寺だそうだ。真宗といえば、結構迫害の歴史があるそうだ。

次は、「雲國齋改め田中助六」さんのブログ。このHNは結構用いられていることがわかったが、そのまま音読みされる方が多いようだが、ひとひねりしてほしいなぁ。ちなみに「齋」と「齊」は別字で、「齋」は「きよい」という意味で、「齊」は「ひとしい」という意味だ。

次は、「地球市民の輪 ~FLASH and FIRE~」さん。どうも荒らしにあっている印象。クレヨンしんちゃんが引き合いに出されているが、あれに出てくるのは「雲黒齋」だ。

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March 30, 2008

道路特財etc 雲國齊世録(94)

道路特財・一般財源化へ
総理が道路特定財源を一般財源化する方向を示した。これからは、各党でしっかり協議をして、「よりよき日本」を作るためにあるべき姿を導くことが重要だろう。道路にも重要なものはあることは確かだろうが、さらに必要な仕事は沢山ある。個人的には、自動車というものはCO2を結構出すものだし、環境税的要素を取り入れても良いと思う。

特別会計の唄
特会の背中に役人乗って~、役人の背中に独法乗って~、独法の背中にファミリー企業乗って、特会コケたら、独法とファミリー企業だけコケた。

政党討論とサザエさん一家
日曜日などに良く行われている政党討論会を見ていると、サザエさん一家との類似性がみえてきた。
頑固一徹だが、飲んだくれてだらしない波平さん~自民党。
波平さんと調子を合わせるが、もめ事に巻き込まれないようおたおたしているマスオさん~公明党。
どうでも良い事や悪知恵は良く働くが、肝心なことはできが悪いカツオくん~民主党。
存在感は薄いが、言っていることは一番まともなフネさん~共産党。
一見良いことを言ってるようだが、中身は理解していないワカメちゃん~国民新党。
3歳児のタラちゃん~社民党。
時々来てはわけのわからないことをしゃべるイクラちゃん~新党日本。
ちゃんとしきらないといけないのに、自分の主張しかせず議論がまとまらないサザエさん~司会者。
ときどき合いの手をいれるだけのタマ~アシスタント。

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March 11, 2008

続・政経社低迷 雲國齊世録(93)

新銀行東京の迷走
石原知事の肝いりで誕生した新銀行東京が、破滅への道を邁進している印象である。「リスクをとるというのは貸倒引当金をしっかり使い込むということだ」という指示を経営陣が本当にしたんだろうか?こうした考えは、民間の発想というよりは、現金主義的なお役所の思考方式に近い気がする。当時の代表はトヨタから鳴り物入りで招聘した人物ではなかったか。報告書には都の責任については触れられていないというのも小役人の作文のような印象を受ける。従って、こうした内部報告書だけではなく、外部の第三者による評価・報告がないと真実の浮き彫りは難しいだろう。いずれにせよ、「武士の商法」は上手くはいかない。

どうなる高橋尚子
名古屋マラソンで惨敗した高橋尚子だが、その原因として半月板の手術をあげたものの、引退はしないようである。まぁ頑張ってくださいというしかないが、さすがにロンドンは難しいんだろうから、賞金レースに出て稼ぐという方向になるんだろうか。

橋下知事「命じる」発言で謝罪
大阪府の橋下知事が教育委員会に「命じる」と発言したことについて謝罪したそうだ。確かに教育委員会は知事から独立しているから、「命じる」というのは違うのかもしれないが、やるべきことをやってもらう必要はあるのではないだろうか? 従って、そのことが正しいことであるならば、「命じる」を「要請する」に変えればよいのでは。

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March 05, 2008

政経社低迷 雲國齊世録(92)

続々撤退、電機業界
日立がパソコンの生産を中止し、パイオニアがプラズマパネルの生産を止めるなど、国内電機メーカーが、続々撤退を決めている。なんでも最近の電機製品は欠陥率が低いらしい。欠陥率が低いというのは生産効率が高いという利点はあるが、後発のメーカーや技術水準の低いメーカーでも十分対抗できてしまうという欠点もあるそうで、性能に差が出ないので結局は価格競争になってしまい、日本お得意の「職人芸」が発揮し辛くなったようだ。

参議院空転
予算案の強行採決に抗議して野党が欠席しているため、参議院の予算委員会が流れている。しかし、いつまでも審議拒否はできないだろう。議員自らサボっていたら、公務員のサボりなんて一切言えなくなってしまう。予算案に反対ならば、組み換え動議を出して、組み換え案を参議院で可決させれば良い。結局否決とはなるが、自らの案を国民に示すことで政権担当能力を誇示できるのではないだろうか。今のままでは、万年野党にしかならない。

「殺す」書き込み
インターネットの掲示板で「殺す」という書き込みをして逮捕される事例が続発している。書いた人間はどういうつもりだか知らないが、共通しているのが「弱い相手」をターゲットにしている点ではないだろうか。無差別殺人事件を起こした容疑者もしばしば「誰でも良かった」という供述が報道されるが、実はほぼ間違いなく「自分より弱そうな人間」をターゲットにしている。そういう意味では冷静な判断をしているのだ。

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March 03, 2008

三浦容疑者逮捕 雲國齊世録(91)

なぜサイパンで
「ロス疑惑」の三浦和義容疑者がサイパンで逮捕された。なぜサイパンで逮捕されたのかというのが疑問であるが、サイパンは純粋な独立国ではなく、米国の自治領という位置づけらしい。従って、米国の制度が適用になるということのようだ。

米国の市民感覚
三浦容疑者が、日本において最高裁で無罪が確定しているという事実がある。しかし、米国の市民感覚を忖度してみると「日本で無罪になった。」ということは、日本人が毒入り餃子事件に関し「中国では農薬は検出されなかった。」という中国政府の発表に対し抱く感情とほぼ同等のものではないだろうか。

争点は何か
争点は、カリフォルニア州法の一事不再理原則廃止の規定が、制定前に確定した判決に遡及するかという点に尽きるのではないだろうか。これについては、諸説あるようで、弁護士の腕次第なのかもしれない。敏腕弁護士を雇ったようなので、今後の舌戦が見物と言えそうだ。

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February 23, 2008

言論人に喝 雲國齊世録(90)

犯罪対策を「思い上がり」ど断じる識者の怪
タバコの自動販売機に年齢認証装置が取り付けられたが、このことを「官僚の思い上がり」と断じる識者が現れた。喫煙が文化かどうかは知らないが、少なくとも未成年者が喫煙することを前提にタバコを売る行為は「未成年者喫煙禁止法」という法律に違反する立派な犯罪行為であり、それを防止するために行政が措置を講じることは駐車違反の取締りとなんら変わりない。法違反を「文化」だの「官僚統制」だのと指摘する行為は常軌では説明できないと思うのだが・・・。

堺屋太一氏「官僚の共同体化が国を滅ぼす」を読む
堺屋太一氏の中央公論の寄稿を拝読した。内容を全体として眺めてみればお説の通りという印象を受けるが、個別の記述をみると「官僚機構では、供給者側にのみ便宜を図る」という記述は氏の在職した某省の特徴的なスタンスのような気がするし、日本以外の国は「新薬などを認可するのに、外国データを参考にするが、日本だけは日本のデータでないと受け入れない」という指摘があるが、「外国で実施された医薬品の臨床試験データの取扱いについて」などの通知により、日本でも外国データを活用して審査が行われているという事実はご存知ないらしく、言い換えれば「嘘」を書いている。

ある記者の独言
昔、ある記者の独言を聞いたことがある。それは「ニュースは、大衆に向かって発しているのではなく、内に向けて発している。」要は、実績を出していかないといけないし、その中味も上司の受けが良くないと出世しないということのようだ。それが組織の宿命ということだろう。記者個人を批判するのは酷ということか。

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February 13, 2008

米兵少女暴行事件 雲國齊世録(89)

事件は遺憾だが
米兵が沖縄で14歳の少女を暴行した容疑で逮捕されたそうだ。相手が少女ということでこの米兵に同情の余地はないが、このことを契機にことさらに反基地とヒステリックに叫ぶ姿勢もいかがなものかと思う。いくつかのブロガーさんを見ると、夜中学生が遊んでいて、知らない人にひょこひょこ付いていくことも問題ではという声もあったのは同感である。夜中に若い女性が街中にいること自体prostituteと思われても仕方がないというのが外国の常識である。

抗議集会参加者は公務員?
この事件を受け、地元北中城村の米海兵隊キャンプ瑞慶覧前では緊急抗議集会が開催されたそうだ。その写真(午後5時58分撮影)によると、参加者の持つ赤旗には「官公労」、「沖縄県職○」、「国公労」、「自治○沖縄県本部」という名前が見える。なんのことはない、ほとんど公務員ではないか。公務員バッシングをしている人たちは、終業後ただちに抗議集会に駆けつける勤勉な公務員の人々を見てどう感じるんだろうか?

再発防止のために
今回の事件は、カルチャーギャップが原因となって起きた事件であるので、再発防止のためには、米軍、学校双方における教育の充実が必要だろう。まず学校側では、夜遅くまで未成年が外で遊んではいけないことと、知らない人に声をかけられてもひょこひょこ付いていくんじゃないという教育を生徒にきちんとする必要があろう。
米軍においては、日本では、夜中に若い女性が一人あるいは数人で遊んでいてもprostituteではない場合がほとんどなので、米国の常識で声をかけないこと、また、仮に「車で家に送る」と声をかけて車に乗ったとしても「本当に送ってもらえる」と考える人間が圧倒的に多いので、それ以上のことをしてはならないということをきちんと教育する必要があろう。

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February 12, 2008

仕組まれた?「羊水発言」 雲國齊世録(88)

羊水発言は誤導?
倖田來未の羊水発言が問題となり、芸能活動自粛まで追い込まれたが、日経BPのコラムによると、この発言は事実の一部しか引用していないそうだ
本人の発言は、「35まわると、お母さんの羊水が腐ってくるんですね。ちゃう(笑)。いや、例えば汚れてくるんですよね。」ということで、確かに「腐る」ということは言っているが、すぐに否定している。いわば、関西的な「一人ツッコミ」の手法だろう。ラジオ局も何となく通してしまったくらいの発言だったということだろう。尤も、その後の「汚れてくる」もフォローにはなっていない気がするし、枕とはいえ言ったことには違いないので、その結果については責任が伴うということもやむを得ないのかもしれない・・・。

2ちゃんねるで話題に
ところが、この発言が「2ちゃんねる」で話題になり、ネット上で「祭り」状態になったそうだ、その後この祭りにマスコミが気がつき報道に繋がったというのが真相らしい。
マスコミの「ソース」としての「2ちゃんねる」の意義は無視できないものになっているようであるが、この掲示板自体、「ソースはブルドッグ」というネタがあるくらい、ニュースソースをベースにオタクが話し合う場ではなかったのか。掲示板の話題を主客転倒のようにソースにしてしまうことが、マスコミの堕落に繋がるような気がしてならない。

でどうすればよかったか
倖田來未自身は、発言を深く反省しているとのことで、それはそれで結構なことであるが、「羊水が腐る」というのは事実に反するにしても、高齢出産に一定のリスクが伴うことは事実であるので、そういう趣旨で早く子供を作れという発言であれば、特段問題視されなかったんだろう。
ラジオ局もメディカルチェックを始めとした発言のチェック体制の強化が必要だろう。

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February 01, 2008

ギョーザ食中毒問題 雲國齊世録(87)

原因は殺虫剤?
中国製の冷凍ギョーザを食べた人から有機リン系「メタミドホス」による中毒症状が続発している。中国国内では農薬として使用されていたとは言っても、農薬レベルで加工食品に人に症状を出すほどの量が残るとはちょっと考えにくいので、おそらく工場内で殺虫剤として使ったものが誤って混入したんだろう。従って、後になって製品を調査して出なかったとしても不思議ではない。調査をするんだったら、問題のあった製品の製造日におけるエピソードをきちんと調査することが必要だろう。

水際チェックはできるか?
野菜のような単品には農薬の基準があり、検査結果に基づいてさまざまな対応をすることができるが、そもそも加工食品には農薬の基準がないのだという。基準がないとするならば、仮に検査をして農薬成分が検出されたとしても対応しようがない。水際チェックを徹底しろというならば、こうした基準を明確化することが第一だろう。しかし、仮に加工食品の基準ができ、こうした成分が検出されたとしても、今度は加工食品の成分のうちどこに問題があるのか、きちんと調査することが可能かどうかという点がある。ここがわからないと原因究明や再発防止策が講じにくいような気がする。

輸入者責任の徹底も重要か
今回、これらの加工食品を輸入した業者が、輸入元の工場に対し、衛生管理についてどの位指導してきたんだろうか?いくつかの会社のHPをみたが、回収のお知らせだけで、どのような対応をしてきたのか、今後どうするのかについての言及がよくわからない。行政にやれやれといったら肥大化するばかりであるので、やはり輸入者の責任というものを強化していくことが信頼回復の意味でも必要だろう。

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January 24, 2008

雲國齊世録(86)

救急医療体制への一提言
救急車のたらい回し事件の報道があちこちでなされている。このことは、救急に関する公的責任が「搬送」に限定され、後は医療関係者のいわば「善意」に委ねられている現状に問題があるのではないだろうか。
この点を解決するために、以下の方策を提案してみたい。
1 消防組織単位に以下の3つのオプションを確立し、その状況を公表する。
 オプション1 救急を搬送だけでなく、救急医療の提供まで業務範囲とし、公的責任で医療の提供を行う。
 オプション2 救急の場合、訓練を受けたスタッフによる処置に限定する。
 オプション3 これまで通り、医療関係者の善意にすがる。
2 救急医療体制の整備に関する経費は道路特定財源の一部を振り替えて対応する。

捕鯨と「電脳ウヨ」
当ブログにTB下さった「弱い文明」さんによると、「捕鯨に対して批判的な発言をすると、たいそうな反響がある」そうだ。捕鯨問題に限らず、最近の電脳コミュニケーションにおいては、マスコミチックな「反体制」的言動は封じ込められる傾向にあるようだ。
ビートたけし氏が以前指摘していたが、表現の自由が保障されている民主国家においては、マスコミは「反体制的(あるいは批判的)な姿勢を取ることが最も安全」なのである。
しかしながら、実はマジョリティーを確保しているからこそ「体制」なのであり、そうしたマジョリティーたる一般市民の意向を反映するブログなどの電脳界においては、逆に「体制的(あるいは肯定的)な姿勢を取ることが最も安全」なのであろう。こうしたマスコミとの性格の違いを認識しておかないと「炎上」するということになるんじゃないだろうか。

世界同時株安と緊急利下げ
サブプライム問題に端を発した世界同時株安への対応としてFRBが緊急利下げを決めた。しかし解せないのは、サブプライム問題の影響を受ける企業というのはそんなに多くはない筈なのに、無関係と思われる企業も含め株価が下がったことである。勿論住宅は基幹産業だからありとあらゆる業態に影響があるという理屈はあろうが、そうだとしても影響度には温度差があり、その差分に応じた株価変動があってしかるべきであるのにそうなっていない。どうも、「株安」を人質にして「利下げ」を誘導しようとした策略とも取れるのではないだろうか。そうだとしたら、Kidnapの手口と変わりがない。

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January 22, 2008

捕鯨問題 雲國齊世録(85)

捕鯨は日本の文化
捕鯨問題の旗色が悪い。しかし、鯨は歴史的に日本人の貴重な蛋白源だった。昔は、多くの家庭で「今日はお肉よ」というと鯨の肉という場合が多かった。それのみならず、単に油を取るためだけに鯨を虐殺した欧米人と異なり、捨てるところがないほどありとあらゆる部位を活用した。
プロ野球チームの名前にも鯨が使われた。IWCの決定がなされて以来、鯨は食卓から遠ざかり、鯨と親しむ文化は潰えてしまった。反捕鯨国の代表と思われている米国もイヌイットの捕鯨については「文化だ」と主張して保護している。先進国の中で、捕鯨を文化としていた国の文化を潰すことについては何も思わなかったのだろうか?

テロリストとは断固戦うべし
わが国の調査捕鯨船に対し、体当たりの攻撃をしかけたり、火炎瓶を投げつけたりしたグループがいたそうである。特定の政治的主張から、それに反対する人を暴力的に抹殺しようとする行為は「テロ」と呼ばれる。わが国はテロとの戦いに参加することを誓っているわけだから、こうしたテロリスト達と断固戦うべきではないだろうか。もし仮に、そうした連中を保護する国家があるとするならば、それこそ「テロリスト保護国家」である。

反捕鯨と牛肉業者の連携?
どうも、反捕鯨テロリスト達の資金源に牛肉業者がいるというがあるようだ。
反捕鯨→鯨の増加→エサの小魚の減少→魚不足→動物タンパク不足→牛肉が売れるという構図らしい。まさに、「敵の敵は味方」だ。

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January 21, 2008

雲國齊世録(84)

芥川賞、直木賞選考を斬る
第138回芥川賞は川上未映子さん(31)、直木賞は桜庭一樹さん(36)という女性2人が決まった
二つの賞とも同じような議論が交わされたあげく正反対の結論になったのが面白い。
芥川賞では、中国人作家楊逸さんの作品について議論があり、「良い材料をもっているし文章はいずれ上手になる。次を書いてほしい」ということで見送りになったそうだ。
一方、直木賞は受賞作の近親相姦をモチーフにしたその反社会性が問題(それを言うなら源氏物語はということになるかもしれないが)になったが、「あえてこの作品を受賞作として世に問うてみたい」という理由で受賞となった。
芥川賞は既に1作候補者がいた中で2作にするかどうか、直木賞は「該当者なし」との葛藤というなんとなく御都合主義という印象を受けたのは小生だけだろうか?
いずれにせよ、どちらの作品も読みたいという気が起きない。なぜなら、「つまらなそうだから」である。

NHKインサイダー疑惑
NHKの職員がインサイダー取引の疑いがかけられているそうだ。ただでさえ、いろいろ不祥事を抱えているなかでさらに問題を重ねてしまい関係者も頭が痛いところだろう。マスコミ関係者の株取引は自粛するという方向になるんだろう。株は所詮博打なんだから、勝ち負けが事前に分かるような形でやってはならない。

猥褻学長続々
東京福祉大学の総長が猥褻容疑で逮捕されたそうだ。以前も別の大学の総長が捕まったかと思うが、どうもオーナー総長でワンマンだったようだ。何でも自分のものであると思い込んでいん¥たんだろう。こういう発想の人が「教育者」を気取っているようでは教育の質も怪しいもんだ。

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January 09, 2008

雲國齊世録(83)

涙でアウト? ヒラリー候補
ニューハンプシャーで民主党のヒラリー候補が涙を見せたそうだ。日本だとお涙頂戴で票が伸びるところだろうが、米国では「つまらんことで動揺するような人物に、米国の舵取りは任せられない」とされ大きなマイナスになるそうだ。事実、以前予備選挙で本命視されていたマスキー候補が、やはりニューハンプシャーで涙をつまらせ一挙に滑り落ちた例がある。ヒラリー候補も同じような道を辿るのだろうか?
しかし、オバマ氏がトップに立った場合、今度は氏のコカイン使用の経歴が問題視されるのではないだろうか。

危険運転 司法は法に忠実
幼児3人を殺してしまった、自動車事故の判決で、危険運転致死傷罪が適用されなかった。薬害肝炎の時もそうであるが、心情的にいろいろあるにしても、司法は法の規定に基づいて判断せざるを得ない。適用に疑問があるというのが国民の声であるならば、唯一の立法機関である国会で法律を変えるべきだろう(事実肝炎はそうしている)。当座は、今回は刑事の話だから、後は民事でということなんだろう。

「でんぐり返し」から「万歳」に
森光子さんのはまり役「放浪記」で、「でんぐり返し」をするシーンが森さんの健康上の事を考えて中止され、新たに「万歳三唱」に変わったそうだ。しかし、相当なお年ながら元気に舞台を勤める姿は凛々しい。

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January 07, 2008

雲國齊世録(82)

道路特定財源
ガソリン税の問題が、次期通常国会の話題になりそうだ。論点として、道路特定財源として、道路整備に当てられるための「暫定」税率が50年以上も続いているのはおかしいという点、原油値上げで高値が続いているガソリンの料金引き下げに寄与するという点があろう。確かに、いらない道路造りの温床と言われる道路特定財源の見直しは必要だろうが、地球環境問題を考えると炭素税的な税の継続は必要ではないだろうか。

混沌とした米大統領選
アイオワ州党員集会でクリントン候補がつまづき、共和党のジュリアーニ候補は運動らしい運動もしないという状況で両党の指名競争は混沌としてきた。ニューハンプシャーでクリントン候補が負ければ、オバマ本命にぐっと動きそうな状況もありそうだが、勝負は2月の「スーパー・チューズデー」に持ち越しか。

ハンドボール五輪予選
「不可解な判定」で予選やり直しを国際連盟から命じられたはずのアジア地区予選が、アジア連盟の議決で「やり直しはしない」という結論になったようだ。アジア連盟はほとんど中東の国で占められており、「俺たちは金があるんだ。何が悪い」という理屈らしい。

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January 01, 2008

紅白とジルベスター 雲國齊世録(81)

謹賀新年
今年もよろしくお願いします。

追悼と再チャレンジ 紅白歌合戦
2007年紅白歌合戦は、ZARDと阿久悠の追悼に、再チャレンジや訳あり歌手の登場ということで、なんとなく時代を反映しているような印象を受けた。鶴瓶師匠も楽屋では危なかったようだが、最後までパンツは脱がず関係者もほっとしただろう。しかし「津軽海峡冬景色」は歌としては良いのだが、上野発の夜行列車なんかほとんどなくなっちゃったし、青函連絡船だって無いだろう。歌の背景となる景色が変わってしまっているのも時代か。東京タワーのライトアップで勝敗を見せるというのが趣向だったとは。

カウントダウン恒例 ジルベスター
正月カウントダウンはジルベスター・コンサートが楽しみ。新年と同時に演奏を終わらせるというテクニックがなんともいえない。まさに指揮者の腕の見せ所。今年は東京フィルをバックに尾高忠明氏が「アッピア街道の松」という曲で挑んだ。クラシックには疎い小生だけに、題名自体聞いたことがなかったので、新鮮な印象。残り4分49秒で演奏が開始され、ローマ軍の栄華を謳った曲だけに荘厳な感じがする曲だ。残り1分15秒ほどで曲のサビの部分に突入。上手く、新年に・・・。
これが終われば、あとはウィーンフィルの新春コンサート。アンコールは決まって「美しき青きドナウ」。この曲の演奏を途中で止めて指揮者が挨拶をするというのがお約束だったと思う。

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December 29, 2007

薬害肝炎問題 雲國齊世録(80)

議員立法骨子固まる
薬害肝炎対策の議員立法の骨子が固まったようだ。焦点の国の責任については、「被害を拡大させた責任」を盛り込むことで決着したようだ。そもそも薬には一定のリスクがつきもので、それ自体の責任を問われれば薬自体存在しえなくなる。一方で、安全対策はきちんと行わなければならないわけで、この意味での行政の責務は今後益々重要になるだろう。

原告団の「マドンナ」にスキャンダル?
原告団の「マドンナ」は実は肝炎が治っており、酒が好きだという書き込みがあるようだ。だからといって血液製剤で感染した事実は消えないので、こんなことを言ってどうなるんだという気もするが、これからいろいろな事が出てくるのかもしれない。

血液製剤グロブリンからもC型肝炎ウイルス
ある学者さんが、古い血液製剤からC型肝炎ウイルスを見つけたと発表したそうだ。C型肝炎ウイルスが発見されたのが1988年だか89年で、この製剤は1977年製という事なので、製造当初は見つけようが無かったんだから、今さら言ってもはじまらないような気がするが・・・。

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December 28, 2007

芸能ネタ 雲國齊世録(79)

オダギリジョー・香椎由宇結婚
俳優のオダギリジョーと香椎由宇が結婚することになったそうだ。しかし記者会見で二人の誕生日が同じことに関し、「キム・ジョンイル以来」と表現していたのには笑った。

叶姉妹の「姉」の父逮捕
叶姉妹の「姉」恭子さんの実父が、暴行容疑で現行犯逮捕されたそうだ。「姉」の実父であるが、「妹」は関係なさそうなのが笑う。

宮内庁が報道反論HP
皇室報道に事実に反する記事があるとして、宮内庁に反論HPができたそうだ。とりあえず、「女性セブン」の記事についての事実関係が掲載されている。

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December 22, 2007

雲國齊世録(78)

薬害肝炎問題にみるコメンテーターの無責任さ
薬害肝炎問題は、全員救済をしてあげたいというのはやまやまではあるが、すでに司法の判断が国の責任を限定的に捉えてしまっている以上、法的な解決には限界があるのは明らかである。このことをきちんと説明することが識者の義務のような気がするが、テレビのコメンテーターの発言をみると「全員一律救済しない国はけしからん」といった大衆迎合的な無責任な発言が目立つ気がする。勿論、こうした大衆迎合的な発言が一番安全なスタンスであることは間違いないわけであるが、逆に言うとこうした無責任さが国の「無策」を助長している面もあるような気がする。

ソカ
「ソカシンガー」というのをてっきり「ソロシンガー」の誤植と思ってしまったが、トリニダードで生まれたレゲエみたいな音楽を「ソカ」と言うんだそうだ。
初めて知った。音楽も奥が深い。

モデル出身政治家
タレント出身の政治家は沢山いるが、モデル出身の議員も誕生したそうだ。今は区議会ということだが、そのうち国政に出てくるかもしれない。

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December 20, 2007

国際政治の話題 雲國齊世録(77)

ヒラリー・クリントンへの質問状
米大統領選挙で、現時点の民主党の「フロント・ランナー」はヒラリー・クリントン上院議員だろう。夫のビル・クリントン政権時代に医療保険制度の改革プロジェクトのリーダーを買って出て、見事に失敗したと言われている。今回も、独自の医療保険政策を掲げているようであるが、これに関し、一つ質問したい。
米国政府は、日本国の医療保険制度における診療報酬の改定に際して、米国企業を含む関係企業の意見を聴くよう「対日勧告書」に記載しています。貴殿は、米国における公的医療保険制度の拡充を掲げていますが、その価格設定において、「日本企業を含む関係企業の意見を聴く」用意はあるのでしょうか?

韓国に日本生まれの大統領誕生
韓国の第17代大統領に、ハンナラ党の李明博氏の就任が確実となった。ソウル市長として実績を上げたのみならず、財界でも活躍し、しかも極貧からのし上がったという成功神話まで有している。これまでの政権の対北重視政策から経済重視の政策に舵が変わることが考えられ、日・米との関係重視に軸足が移っていくだろう。この李氏が大阪生まれということも日本にとって親しみが沸く一因かもしれない。

ロシアは「プーチン院政」へ
ロシアのプーチン大統領は、次期大統領候補に側近を指名し、自らは首相に「降格」した形で実質的な政権継続をするようだ。このしたたかなやり方はさすがKGBと言えるが、タイム誌がマンオブザイヤーに指名するだけのことはある。

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December 19, 2007

病気の話題 雲國齊世録(76)

薬害肝炎訴訟
薬害肝炎訴訟の和解案が出された。原告側にとってはやや厳しい内容ということなんだろうが、そもそも東京地裁の判決で国の責任が限定的に解釈された以上、責任の所在が限定的になってしまうのは止むを得ない。それを「総理の政治決断を」と叫ぶのは、政治的パフォーマンスでなければ、責任問題を棚上げして何とかしてくれという主張のはずである。しかしながら、「責任問題の棚上げ」は許さないと主張しているようだ。
国の過失は判決通り限定的にして、こうした被害を発生させた事実について「お詫び」をするという形で解決する方法が一番現実的かもしれない。

混合診療解禁
混合診療の解禁問題に関して、従来通り、「緩やかな解禁」でいく方針が決まったらしい。実は現行の制度でもかなり混合診療は認められているし、これ以上声を大にして叫ぶということは、要は「混合診療解禁」を「医療費抑制の隠れ蓑」にしようというどこぞの魂胆がありありである。今回の問題は、承認されていないがんの治療法を併用する場合それ以外の治療に保険を適用してほしいということで、がんの患者さんも「医療費抑制」を希望してはいないはずである。

社会の病巣
このところ銃を使用した犯罪が連発したり、「倫理法」に基づいて襟を正すべき官僚組織のトップが逮捕されたり、いろいろなことが起きている。まさに、社会が「病んでいる」ということなんだろうか。なんか世の中全体がギスギスしてきた感じだし、一方で、基本的なことがいい加減に行われている印象もある。こういう世相だとファシズムが台頭しそうな雰囲気だ。幸い、軍が「おバカ」だからいいようなものだが・・・。

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December 12, 2007

あわせて読んでみた(2)。

「あわせて読みたい」のリンクから勝手にコメントする試み第2弾。

まずは、「 霞が関公務員のLateralThinking」さん。名前の通り霞ヶ関の官僚の方だと思うが、不祥事の責任問題についてのコメントをしている。要するに、何かあると「官僚が悪い」とバッシングするくせに、問題が起きると「役所は何をやっているんだ」とパターナリズムに期待する「世論」の無責任さに現場の人間として苦言を呈したいという側面があるんだろう。

そうした「世論」の側面から書かれている印象があるのが、「大西 宏のマーケティング・エッセンス」さん。「公務員の暴走を誰が止めるのでしょうか」にお書きになっていることは正論だと思うけれど、要は選挙の洗礼を受けていない職業公務員に強大な権限を付与することが間違いと思うなら、政治任用の特別職の範囲を拡大させなければならないということになるんじゃないだろうか。

次は、「及川奈央はじめました~ハダカノココロ~」さん。「及川奈央さんのTV出演情報などをまとめたブログです。」というが、及川奈央って誰?

お次は、「GRAFAiNMac & Memo(マック/レビュー/ダイアリー/エトセトラ/そして。。。) 」さん。「しょこたんブログの更新にあっぱれ! 」ということだが、商品の解説のようでよくわからない。

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December 04, 2007

防衛利権の闇 雲國齊世録(76)

夫婦で逮捕とは
守屋前次官が、夫婦揃って逮捕された。時には、夫人だけを接待していたこともあったようだ。
守屋夫人は、そもそもノンキャリアとして防衛庁に入り、そこで前次官と知り合い結婚した言わば職場結婚だそうだ。
昔のお役所仕事の延長で物事が運ぶと思っていたのかもしれない。

調達は如何にすべきか
今回の収賄を機に、米国並みの調達制度を整えるべきという議論があるらしい。
しかし、よく考えてみれば調達実施本部という組織を談合問題で廃止したという経緯があったのではなかったか。
組織をいじるだけでなく、人をいじらないといけないのではないだろうか。

防衛庁の「人材」
防衛庁というところは、やはり人材不足らしい。特にプロパーのキャリア組の質が悪く、警察や大蔵から来た人で持っている要素があるらしい。
かと言って自衛隊も幹部の偏差値が55らしいし、まぁ戦争ごっこをやる所として考えればその程度の役所で十分なのかもしれない。

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November 20, 2007

世界一のグルメ都市東京 雲國齊世録(75)

ミシュラン東京版発行
ミシュランの東京版がいよいよ発行され、三ツ星に8店が選ばれたそうだ。残念ながら、中に入った店はないが、(ロブションのテラスとワインショップには行ったが)いずれもかなりの名店ということなんだろう。
店の雰囲気やサービスは問わず、単に味だけで評価するということのようで、★の数から言うと150店に星がついた東京は世界一のグルメ都市ということらしい。

タイヤメーカーの副業
「ミシュラン」という名前は、そもそもタイヤメーカーが旅行ガイドを出したというのがきっかけらしい。確かに、車を使って旅行してくれればタイヤも減るからタイヤの売れ行きもあがるという意味では相乗効果があるだろう。
しかし、食べ物に関してはほぼ間違いなくアルコールが伴うので、車で乗り付けるというのはどうかとも思うが、運転手付の人が使うということを想定しているんだろうか?
同様に、ビール会社がパブでの薀蓄用になんでも世界一を書いた本を出したのが「ギネスブック」だそうだ。

「日本版」は出るのか?
東京だけで世界一の星ということは、日本全体でみればどうなるんだろうか? 京阪神の3都市をみても東京に匹敵する店はあるようだし、各地方にもそれぞれ老舗、名店というものがある。政府としても「Yokoso JAPAN!」キャンペーンをやって、海外からの観光客呼び込みに力を入れているわけだから、欧米からの観光客のために、「洋食」という日本料理をもっと紹介するのも良いのではないだろうか。これほど食品偽装が相次ぐと難しいかもしれないが・・・。

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November 08, 2007

雲國齊世録(74)

雨降って辞意取下げ 小沢党首
民主党の小沢党首が説得に応じ辞意を撤回したそうだ。民主党の現在の状況から考えれば、小沢さん以外に党をまとめきれる人材はいないということだろう。今回の騒動で党内の足並みの乱れが露呈してしまっただけでなく、野党共闘にも微妙な影を落としているようだし、与党も「組し易し」という印象を持ったようで、早くも臨時国会の会期延長が取りざたされている。
国民の視点からみても、「民主党政権」への不安が高まったということが言えるのかもしれない。

「混合診療禁止は違法」判決
自由診療と保険診療を組み合わせて行ういわゆる「混合診療」を原則禁止している現在の取り扱いについて、違法という判決が出たそうだ。保険診療でかなりの医療行為がカバーされている現況においては、更に患者さんの希望をかなえるための医療と組み合わせて行う混合診療は解禁されてしかるべきという意見が主力になるのかもしれない。一方で、お金のある人だけ受けられるのは如何なものかという意見もあるだろう。
一旦混合診療が解禁されると、今後新しい医療行為などが、『患者さんの希望』の美名の下に「混合診療でいいではないか」と保険適用されないことに陥りがちな可能性がある。そうしたことのないような仕組みを考えながら、混合診療問題を解決していく必要があろう。

肝炎対策
各地の集団訴訟の結果などを踏まえ、肝炎患者さんの対策がまとまりつつある。基本は肝炎ウイルスに感染しているかどうかの検診や肝炎患者に対するインターフェロン治療への助成策などのようだ。インターフェロン治療はかなり経費がかかるようなので、公的な助成は必要だろう。しかし、すべての患者さんに有効なんだろうか? 公費助成があると効果が不十分な人に対しても無秩序の実施される可能性がある。そうしたことの起きないようなエビデンスの確保が必要だろう。

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November 06, 2007

政界激震 雲國齊世録(73)

大連立構想の波紋
党首会談で大連立構想が出されたことを受け、与野党が揺れている。特に民主党の動揺が激しそうだ。小沢党首にしてみれば、衆議院で第1党を取れない以上政権は取れないのでまず連立内閣を組んで政権入りして、その後単独政権を目指せばよいという理屈になるだろうが、「理想派」の多い野党出身者からの異論が特に強い。わが国の野党は「絶対与党になれない」ことを前提に成り立っていたから、常に「べき論」だけを述べ、妥協や協議をする必要がなかった。そして、政府案→反対→採決抵抗→機密費→正常化という茶番を繰り返していた。
ねじれ国会の中では何らかの調整・協議をしないと何事も進まない事態になったわけだから、政権内でやるか外でやるかは方法論の一つに過ぎないと言えるだろう。

小沢新党はあるのか
小沢氏が参議院議員を17名以上引き連れて与党入りすれば、一挙に安定的な政権ができてしまう。果たしてそのような行動を取るかどうかだが、今のところなんとも言えないが、そうならないように、民主党幹部が調整するだろう。逆に言えば、そんなこともできないような幹部だったら、政権担当能力は疑わしいと言わざるを得ない。解党・連立せずに民主党が生き残る唯一の道は協議・調整を繰り返す「ゆ党」化しかない。そうした行動を地道にやっていけるかだろう。

総選挙で民主党は勝てるか?
小沢党首が連立に傾いた最大の理由は、「総選挙で民主党は勝てない」ということだろう。何故参議院で勝ったかというと、国民の多くは「参議院なんてどうでもよい」と思っているからで、衆議院で第1党にさせるほどの安心感はないというのが実情だろう。今、総選挙をやれば与党が勝つに決まっている。もし、そうならないとすれば、国民的人気を有する新政党だろう。かつてドイツでそのような状況下で政権を取ったのがナチスであるが・・・。

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November 03, 2007

「知情意」の欠如-教養なき支配システムへの警鐘(2)

久米信行という方(良く知らなかったが、老舗メーカーの社長さんらしい)が書かれた「Blog道」という記事を読んだ。
その中に、現代の病としての「知情意」の欠如という事が書かれていてなるほどと思った。
久米さんによると、モノが溢れ、情報がありすぎるとかえってそうしたものへの渇望感が消失し、かえって利用しなくなる人が増えてくるということのようだ。一種のモラルハザードのようなものなんだろう。
小生は、現代のこうした状況を「教養の欠如」という捉え方をしているが、それを克服するのは知的好奇心を失わないことに尽きると思う。「ゆとり教育」が失敗だと言われるのは、教科の厚さではなく、知的好奇心を植え付ける教育の視点に欠けていたからかもしれない。

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November 02, 2007

政官の話題 雲國齊世録(72)

党首会談
テロ特措法をめぐり、自民、民主の党首会談が行われた。あれほど密室の会合はしないということだったにも拘らず、二人だけでサシで行われたようだ。どのような内容かはわからないが、一致点を探るということなんだろう。来年あたり解散もあるかもしれない。

国会同意人事
審議会の委員などで、国会同意が必要なものが結構あるらしいが、これについては、衆参双方で同意しないと成立しないそうだ。この件に関して、与党に人事案が提示された段階で報道されたため、民主党がむくれているという。
アホな話で、事前に報道されただの、役人はダメだのというのではなく、候補者を国会に呼んで本人の抱負を聞いたうえで判断したら良いのではないだろうか。大学でも教授選考に際し、候補者本人からプレゼンをしてもらう時代である。

したたかな守屋前次官
防衛省の守屋前次官の証人喚問が行われた。聞いていてこれはと思ったのは、山田洋行との会合に政治家の介在があると言っていたことだ。今回は氏名を明らかにしなかったが、これはもし自分を刺せば、諸共で政治家も道連れにするというサインだろう。証人喚問でも、退職した今となっては処分のしようがない倫理規定違反はあっさりと認め、贈収賄に当たるような事項はきっぱりと否定した。複数形の「流」がつく官庁とはいえ、次官までやった男だ。したたかな一面はあることは間違いない。

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October 22, 2007

自衛隊の話題  雲國齊世録(71)

「偏差値55」の軍隊
テロ特措法をはじめ、自衛隊の行動範囲についていろいろ議論になっている。その際問題となるのが、「シビリアンコントロール」がいかに機能するかということだろう。その点、わが国の自衛隊は大丈夫といえるのではないだろうか。なぜなら、自衛隊の中核をなす防衛大学の偏差値が55といわれており、「きわめて普通の人」が行く学校だからである。普通の人というのはあまり変なことをしようとは思わない。そうした人たちが中心となる組織だから暴走する余地は少ないように思う。

「報告忘れ」
テロ対策関連で米軍に給油した量を間違え、その事実を海自が「隠蔽した」ことが問題となっている。いろいろなことを上に報告する際、どこまでやるかということは一筋縄ではいかない。とりわけ、国会がからむと事は複雑になるようだ。防衛大臣が指摘していたが、国会で仮に秘密会を行っても、議事録が作成されないだけで、「秘密会でこうした議論が行われた」と公表する議員がいても責を問われず、秘密会の意味がないそうだ。
一方で、起きたことを全て報告しろといわれれば、「朝寝坊してしまいました。」、「ガス禁止の場所で屁をこいてしまいました。」等々まで報告されかねず、結局意味をなさなくなる。要は基準と「空気」の問題だろう。

前事務次官の接待疑惑
守屋前事務次官の接待疑惑が報道されている。報道が事実だとすると、ほとんど毎週のように特定の業者とゴルフをやっていたということになる。いくらゴルフ好きでも同じ人とずっとプレイして飽きないんだろうか? しかも、毎週やるなんて可能なんだろうか?(お前だって、毎週競馬やっているだろうと言われれば一言もないが・・・)
防衛省できちんと調査して事実関係を解明するそうなので、その結果を待ちたい。

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October 18, 2007

三面記事 雲國齊世録(70)

亀田父子謝罪
今回のタイトルマッチを巡って、亀田父子が謝罪会見を開いた。頭を丸刈りにして一言も発言せず「朝青龍状態」になっていたが、これも一連の「パフォーマンス」の一環だろう。マスコミがなぜ「何を謝罪しているんだ」と報道しているが、この種の会見は「世間をお騒がせした」ことに対する謝罪なんだから、理由を聞くこと自体おかしい。亀田も未成年なんだから、人権派弁護士さんでも頼んだらどうか。

エスカレーター重体事件
エスカレーターに頭を挟まれて男児が重体になった事件は、「頭出している方が悪い」という意見も出そうではあるが、今の製品は「不適正使用ができないようにするか、防止策がない商品は一種の欠陥商品」ということが基本となっている。従って、「子供はエスカレーターから頭を出すものだ」という前提で安全対策を講じないといけない。今回安全対策に規定違反があったようだし、製造管理がかのシンドラー社ということだからさもありなんだが。まぁ世の親御さんたちには、子供を一人でエスカレーターに乗せるなと言いたい。

女児刺殺事件
自宅玄関で女児が刺殺された事件は、早いところ犯人を捕まえてほしいものだが、塀やフェンスがあれば防げた可能性のある事件だけに、家の構造にも防犯上問題があったような気がする。

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October 11, 2007

JRA廃止法案? 雲國齊世録(69)

民主党が「JRA廃止法案」
民主党が、特殊法人、独立行政法人を全廃する法案を提出するそうである。確かにこれらの法人の中にはいらないものもあるだろうが、糞も味噌も一緒にして廃止するというのはちと問題があるのではないだろうか。仮にJRAを廃止するとして、中央競馬を廃止することなんかできないだろう。そうなると昔のように「国営競馬」を復活させるか、刑法の賭博罪を廃止して民間団体にやらせるということになる。要は、各法人の事業を一つ一つ吟味して不要な事業を廃止するという地道な努力が必要だろう。パフォーマンスは不要である。

年金保険料横領告発問題
市町村職員の年金保険料横領事件に関し、刑事告発をしないという市町村が多いようだ。その理由として「当時としては相当の処分を受けている」ことのようだ。しかし、刑事の処分と行政処分は別であり、行政処分を受けているから刑事処分を見送るかどうかは司法が判断すべき問題である。行政が司法をやるのは